都市ガス供給エリアから引っ越しされてきた人から『プロパンガスは高い』と言う話をよく聞きます。
私は反対にプロパンガスから都市ガスエリアに引っ越したのですが、ガス代が極端に下がったと言う印象は感じませんでした。
安くなったと言ってもせいぜい月々1,000円前後程度だったかと記憶しています。
これを年間に換算しても12,000円です。
それでもこの差額は許容しがたい!と言う方には以下の方法を検討してはどうでしょうか?
都市ガスの本管が通っていれば都市ガスへの切り替えは可能!
都市ガスの供給方法は地面の下に敷設されたガス管本管から枝分かれするように各家庭に引き込まれています。
メインとなる本管からの距離が離れていなければ工事費用はかかりますがプロパンガスから都市ガスへの切り替えは可能です。
ただし、工事費用は決して安いものではなく何十万円もの高額になることがほとんどです。
ですので都市ガスに切り替えて料金が安くなったとしても工事費用の元を取れるまでは何十年単位の時間がかかりますのであまり現実的ではないかもしれません。
たまにですが、都市ガスの本管の延長工事があった場合に自宅へのガス管引き込み工事を一緒にしてもらえたら格安の費用で済むという話を聞きますのでお住いのエリアの都市ガス会社に問い合わせてみるのも良いかと思います。
コンロや給湯器などのガス機器にかかる料金を安くする
プロパンガスから都市ガスにするために配管引き込み工事が必要になった場合は高額の費用がかかります。
費用がネックとなり都市ガスへの切り替えを断念せざるを得ないのであれば、プロパンガスにかかる費用を少しでも抑えることを考えましょう。
ガス代は毎月固定でかかりますが、ガス機器の交換は10年に一回くらいの頻度になるかと思われます。
ですので、買い替え自体は滅多にないことかもしれません。
ただ、このガス機器交換にかかる費用ですが別の記事にも書いていますが依頼するガス会社によっては10万円くらい差が出ることがあります。
もし、他社よりも10万円安くガス機器を交換出来れば全体的なガス代は安くできたことに繋がるかと思います。
複数社に見積もりをお願いしたり、ガス機器をネットで買って工事だけガス会社にお願いしたりと方法は様々ですが、是非一度検討してみてください。
いっそのことオール電化にしてみては?
ガス代の高さに目がいくと言うことは電気代も含めた光熱費にもシビアな感覚をお持ちの方だと思います。
オール電化にするにはコンロや給湯器などの設備を電化仕様に入れ替えるための初期費用がかかりますが、オール電化にした場合は電力会社のオール電化向けの料金プランを適用してもらえますので、利用者の生活スタイルと合ったものに出来ればガスと併用していたときよりグンと光熱費が抑えられるかもしれません。
また、電気はガスよりも火災になる心配が少ないため火災保険もオール電化の割引を行っている保険会社もありますのでそういった点でもメリットがあります。
料理の時はどうしても火を使いたいというようなこだわりがない方ならオール電化にするという手もあるんじゃないでしょうか?
プロパンガスから都市ガスに変えられるのか?まとめ
結論としましては都市ガスの本管が通っているようなエリアであればプロパンガスから都市ガスへの切り替えは可能です。
ただし、配管の引き込み工事やガス設備もプロパン仕様から都市ガス仕様への買い替えが必要になりますので切り替えに際しては大きな費用が必要となります。
都市ガスの料金はプロパンガスに比べて確かに安くはありますが、切り替えにかかる費用の元を取れるほどの効果はないと考えます。
お住いのエリアで都市ガスの敷設工事が行われるタイミングを待ちつつ、それまでの間はプロパンガスと上手に付き合うか、オール電化にするなどの方法を検討するのが良いかと思います。
生活スタイルによっては選択次第でガス代を含む光熱費の節約を期待できるものがあるかもしれませんので一度ご検討下さい。
オール電化、ガス代を見比べたい場合は比較サイトを利用すると便利です。
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